STEP2 実際の費用と買い方を知ろう

こんにちは、制服スタイリストのあやかです!
校則チェックをクリアできた方、おめでとうございます!
次に気になるのが「実際いくらかかるの?」「何から買えばいいの?」という疑問ですよね。
「全部そろえたら破産するのでは…」
「親に反対されそう…」
でも大丈夫!
具体的な費用と賢い買い方を知っていれば、家計に無理をかけることなく、素敵な制服ライフを楽しめるんです。
STEP2では、なんちゃって制服の実際の費用と、失敗しない買い方をお教えします。
目次
なんちゃって制服の費用は
新入生が一番知りたい「実際いくらかかるの?」にズバリお答えします。
ここでは、もっとも多い「週3なんちゃって制服+週2私服」で通学する「なんちゃって制服併用スタイル」の費用でお話ししますね。
なんちゃって制服と私服を合わせた、「高校3年間の服飾費」て考えてみます。
初期費用:50,000円で基本セット完成
制服の核となる5点セット
- ブレザー:25,000円
- スカート:12,000円
- シャツ:5,000円(白シャツ2枚)
- リボン:2,000円
- カーディガン:6,000円
ブレザーとスカートは品質重視、3年使うメインアイテムです。
月々:8,000円で私服代+制服維持費
月8,000円の使い道
- 私服代:7,000円(週2日私服 + 休日のおしゃれ用)
- 制服関連費:1,000円(シャツの買い替え、小物、クリーニング代)
※一般的な女子高生の服飾費は平均月5,800円
3年間総額:約338,000円
内訳: 初期費用50,000円 + 月々8,000円×36ヶ月(288,000円)
- 休日の服飾費も含んだ総額です
- 制服の利便性と私服のおしゃれ、両方を楽しめます!
これって高い?安い?比較で納得
「3年で30万円以上」って、高いんでしょうか?それほどでもないんでしょか?
次の3つのパターンで比較してみましょう。
- ①毎日「私服」で通学
- ②なんちゃって制服+私服で通学
- ③指定制服の高校生(参考)
条件を揃えるために、休日分の私服も含めた高校3年間の服飾費全体で判断してみました。
①毎日「私服」で通学:約288,000円
内訳: 月々8,000円×36ヶ月(288,000円)
一般的な女子高生の服飾費は平均月約5,800円ですが、毎日私服で通学する場合は「着回しアイテムの追加購入」や「衣類の消耗による買い替え」が増えるため、月8,000円と想定しています。
②なんちゃって制服+私服で通学:約338,000円
内訳: 初期費用50,000円 + 月々8,000円×36ヶ月(288,000円)
制服5点セットを買う分、毎日「私服」で通学よりも5万円高くなります。
制服併用スタイルでも、通学用の私服を購入する頻度が上がったり、「消耗によるシャツの買い替え」などが増えるため、毎日私服パターンと同程度の費用と想定しています。
③「指定制服」の高校生:約350,000円~400,000円
内訳: 初期費用10万~15万円 + 月々7,000円×36ヶ月(252,000円)
比較用の参考に、制服がある高校生の服飾費も出してみました。
入学時の高額な初期費用(10~15万円)に加え、シャツの買い替えやクリーニング代、休日の私服代も必要になるため、総額では最も高くなります。
これを見て分かるのは、なんちゃって制服は、「毎日私服通学」よりも服飾費は上がりますが、せいぜい「指定制服の高校生」と同程度で、それを超えることはありません。
実際の買い方:何から始める?
限られた予算でやりくりするために、アイテムに優先順位をつけましょう。
必須アイテム(約44,000円)
制服基本アイテム
- ①ブレザー 25,000円(制服の顔となる主役アイテム)
- ②スカート 12,000円(制服らしさを決める重要アイテム)
- ③シャツ 5,000円(清潔感の要、2枚セット)
- ④リボン 2,000円(制服感を一気にアップ)
この4点があれば「制服」として成立します。予算が厳しい場合は、まずここから始めましょう。
あった方が良いアイテム(6,000円~)
制服らしさと実用性をアップ
- ①カーディガン 6,000円(季節対応と着回し)
- ②ローファー 12,000円(足元で制服感が格段にアップ)
- ③スクールバッグ 8,000円(通学に実用的)
- ④ベスト 10,000円(重ね着でおしゃれ度アップ)
予算に余裕があるとき、または段階的に追加していくアイテムです。
個性を出すアイテム
差をつける個性派アイテム
- セーター(冬の重要アイテム)
- 替えのリボン・ネクタイ(気分転換)
- 替えの靴(スニーカーなど)
十分に制服が揃ってから、お楽しみとして追加するアイテムです。
予算オーバーを防ぐ3つのコツ
制服購入で予算オーバーしてしまうパターンと、その対策をお教えします。
コツ1:「必須→推奨→個性」の順番を守る
絶対に必要なものなのか、あった方が良いものなのか、なくても何とかなるものなのか。
買う前にもう一度、考え直してみましょう。
コツ2:「1日あたりコスト」で判断する
具体例で考えてみましょう。
- 25,000円のブレザーを3年間(約240日)着用 = 1日104円
- 8,000円のプチプラを1年(約80日)で買い替え = 1日100円
高品質なブレザーでも、長く着れば1日あたりのコストはジュース1本分。
長期的には、品質の良いものが経済的な場合もあります。
コツ3:セールや中古、プチプラを活用する
同じ品質でも、買い方を工夫すれば3~7割コストダウンできます。
セール活用で3~7割節約
たとえばトンボ公式サイトのセールで、通常7,000円~8,000円のニットやカーディガンを2,000円代で購入できたことがあります。
ただしセール商品は、サイズや色などのラインナップは多くありません。
狙い目のセール時期
3月~4月:新入学応援セール
- 基本セット、スターターパックが狙い目
- 割引率:15~30%OFF
6月~8月:夏物セール
- 半袖シャツ、サマーカーディガンが安い
- 旧モデルのクリアランスも
- 割引率:20~70%OFF
12月~1月:年末年始セール
- 福袋、年始特価
- 割引率:20~50%OFF
中古でも2~7割節約
また、なんちゃって制服は中古がメルカリなどに出品されています。
たとえばCONOMiのブレザーは、通常25,000円程度が6,000円~10,000円ぐらいで手に入ります。
ただし、5年以上前に製造されたものだったり、傷や汚れ・シワ・ニオイがあったりなど、品質面への不安も多いです。
安さだけで飛びつかないようにしてください。
プチプラで5~7割節約
WEGOやしまむらなど、プチプラブランドのスクールアイテムも狙い目です。
まとめ
STEP2で大切なのは、なんちゃって制服併用スタイルの本当の価値を理解することです。
「初期費用を抑えつつ、制服の利便性と私服の自由さ、両方の良いとこ取りをしたい」という、バランスの取れた現代的な通学スタイルなんです。

私からのアドバイス
制服スタイリスト あやか
初期費用はかかりますが、一度揃えてしまえば3年間の通学コーディネートがぐっと楽になるのが「なんちゃって制服」。 毎朝「今日何着よう?」と悩む時間もストレスも大幅に減りますよ。
そして何より、制服ならではの「きちんと感」や「学生らしさ」を味わえるのは高校時代だけ。
予算が厳しい場合は、セールや中古を上手に活用したり、必須アイテムから少しずつ揃えたりすればOK。無理のない範囲で、素敵な制服ライフを楽しんでくださいね!
STEP3では、実際のサイズ測定と購入準備について詳しくお教えします。
いよいよ制服選びの実践段階に入っていきますよ!

【STEP 3】サイズとシルエットを測ろう
失敗しない採寸&サイズ選び