STEP1 校則をチェックしよう

こんにちは、制服スタイリストのあやかです!
私服高校への入学が決まって、「なんちゃって制服に興味があるけれど、そもそも着ていいの?」と心配になっていませんか?
実は「制服を買ったのに着られなかった」というケースがあるんです。でも大丈夫!事前にしっかりチェックしておけば、そんな最悪のパターンは防げますよ。
STEP1では、制服購入前の「校則チェック」の方法を詳しく解説します。
目次
「なんちゃって制服」が禁止の学校がある
まず、学校によっては校則で「なんちゃって制服」が禁止されています。
せっかくお気に入りの制服を見つけて購入したのに、学校で着られなかったら本当にショックですよね。
なんちゃって制服は決して安くない買い物。
だから校則をチェックして失敗を防ぎましょう。
校則チェックの4つのポイント
「なんちゃって制服」に関係する校則は、以下の4つのポイントをチェックしてみてください。
ポイント1:学校指定の制服・標準服はあるか
これが一番重要です!
私服校でも、実は「任意購入の公式制服」が用意されている学校があるんです。
- 学校が販売している制服はあるか
- 「標準服」「準制服」という名目の服装規定はあるか
- 任意購入の制服がある場合、それ以外はNGなのか
実際に「通信制で制服の有無を選べる学校では、独自に購入した制服風ファッションは許可されず公式制服のみ着用可」という例があります。 また、オフィスカジュアル導入校(社会人としてのマナーを学ぶため、スーツやビジネスカジュアルでの通学を推奨する学校)で「他校の制服・なんちゃって制服は禁止」とされています。
この場合、どんなに可愛いなんちゃって制服を買っても着用できません。
ポイント2:スカートの丈
厳しくチェックされるのが「スカートの長さ」です。
- 「膝上◯cm以内」「膝丈」などの具体的な規定があるか
全国の私服校の状況を見ると、多くの学校で「膝丈を基準」という考え方が共通しています。 校則に規定がない場合は「膝丈」と考えておいた方が良いでしょう。
ポイント3:色・柄(派手さ・奇抜さの制限)
私服校でも「華美な服装は禁止」という規定は一般的です。
- 「蛍光色や原色はNG」など色についての規定があるか
- 「キャラクタープリント」「迷彩柄」「チェック柄」など柄についての規定があるか
規定にない場合は、基本色(紺・黒・グレー・白・ベージュ)なら安全。
チェック柄も基本OKですが、色合いには注意してください。
ポイント4:アクセサリー類(リボン・ネクタイなど)
制服に欠かせない小物類も、校則の対象になることがあります。
- リボン・ネクタイの着用は許可されているか
- バッグや靴下、靴の色・デザインに規定はあるか
「高校生らしい清潔感」「場にふさわしい控えめさ」を求める学校が多数派です。
迷ったときは「地味寄り」
校則の解釈に迷ったときは、まず「地味寄り」で安全に始めるのがおススメです。
控えめなデザインなら、指導対象になることはほとんどありません。 周囲にも馴染みやすいうえ、慣れてきたら後から小物で個性を出していけます。
具体的な「地味寄り」の組み合わせはこんな感じです。
- 紺ブレザー、グレーチェックスカート、白シャツ、紺リボン
- 黒ブレザー、無地紺スカート、白シャツ、ストライプネクタイ
後からアレンジで追加するなら、カラフルなリボンやネクタイ、季節限定のカーディガン、個性的なバッグや小物などがおすすめです。
不安なら担任 or 先輩に聞くのが近道
自分で判断が難しい場合は、直接確認するのが一番確実です。
担任の先生
「制服風の服装で通学される生徒さんはいらっしゃいますか?」といった質問をしてみましょう。
「なんちゃって制服着ても大丈夫ですか?」という言い方は、「なんちゃって」という言葉の印象で誤解される可能性があります。
先輩
- 「制服風の服装をしている人、クラスにどのくらいいますか?」
- 「先生方は制服風の服装をどう思ってますか?」
- 「制服で注意された人っていますか?」
- 「入学式はみんなどんな服装でしたか?」
具体的な状況が分かることで、より正確な判断ができます。
特に注意が必要な学校パターン
以下のような学校では、より慎重な確認が必要です。
パターン1:公式制服ありの私服選択校
学校に制服はあるが、私服での通学も認められているケースです。
「制服を着るなら学校指定のもののみ」というルールが多く、なんちゃって制服はNGがほとんどです。
パターン2:オフィスカジュアル導入校
ビジネスマナー教育の一環として私服を導入している学校です。
制服風ファッションが「社会人らしさを学ぶ」という教育趣旨に反するとみなされる可能性があります。
実際、京都すばる高校のように明確に「なんちゃって制服禁止」とする学校もあります。
パターン3:地方の私服校
制服自由の学校が少ない地域の学校です。
なんちゃって制服の認知度が低く、着ている人が極めて少ないなど、浮く可能性があります。
地域によって制服への意識が大きく違うため、慎重な事前調査が必要です。
情報収集スケジュール
【2月~3月】基本情報の収集
- 学校説明会での質問
- 入学予定者向け資料の確認
- SNS・ネットでの情報収集
【4月】学校での判断
- 他の新入生の服装チェック
- 在校生の普段着観察
- 先生方の反応確認
購入する?購入しない?の判断基準
最終的な購入判断のためのチェックポイントをまとめました。
🟢 購入してもOK
- 学校指定の制服・標準服がない
- 校則で制服風ファッションが明確に禁止されていない
- 先輩や在校生で制服を着ている人がいる
- 丈・色・柄・アクセサリーの4ポイントで問題なし
🟡 様子見
- 校則の解釈が曖昧で判断が難しい
- 先輩からの情報が少ない・曖昧
- 学校の校風と制服ファッションの相性が不明
🔴 購入しない
- 学校指定の制服があり、それ以外はNG
- 校則で制服風ファッションが明確に禁止
- 先輩・先生から否定的な意見
- 地域的に制服風ファッションが一般的でない
まとめ
「買ったのに禁止だった」という最悪のパターンさえ避けられれば、STEP1は成功です。

私からのアドバイス
制服スタイリスト あやか
校則チェックで一番大切なのは、「安全第一」の気持ちです。
少しでも不安があるなら、無理をしてはいけません。高校3年間は長いので、焦る必要はありません。入学後に様子を見てから始めても十分間に合います。
また、制服ファッションは「絶対に着なければいけないもの」ではありません。校則や環境に合わせて、自分らしいスタイルを見つけられればいいんです。
STEP2では、校則がクリアできた方向けに「予算と優先順位の決め方」をお教えします。
安心して制服ライフを楽しめるよう、一緒に進んでいきましょう!

【STEP 2】予算と優先順位を決めよう
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