なんちゃって制服は必要?

2025年9月18日更新
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こんにちは!制服スタイリストのあやかです。春から私服の高校に入学予定の皆さん、そして保護者の皆さん、お疲れさまです。この時期になると「なんちゃって制服って必要なの?」「みんな着てるの?」といった相談をたくさんいただくんです。

多くの私服高校出身の先輩たちも、当時はめちゃくちゃ悩んだそうです。制服への憧れもあったし、でも浮いたらどうしようって不安もあって。今日はそんな皆さんの疑問に、リアルな先輩たちの声を交えながらお答えしていきますね。

目次

みんな本当になんちゃって制服を着てるの?

まず一番気になる「実際のところ、どのくらいの人が着てるの?」という疑問から。

結論から言うと、私服校という限定空間では、女子に限れば準多数派から半数超えまで達するケースが多いです。実際に私服高校に通っている先輩からの声では「女子ならなんちゃって制服の方がむしろ多いくらい」という報告もあるほど。ただし、全国的にはまだ少数派で、高校の約9割が制朏校という現実もあります。一方で男子はほぼ私服派が大多数なので、男女でかなり傾向が分かれるのが特徴ですね。

私が調査した中では、「週の半分は私服、半分は制服風で通っていた」という先輩もいて、つまり日によって使い分けている子も多いということ。コーデに迷った日は制服風にしておけば間違いない、というような感覚で着ている子も結構いるんです。

でも、これは地域や学校によってもかなり差があります。長野や首都圈は私服校自体が多く、制服風コーデが日常化している一方、西日本の多くの県では私服校自体がゼロ〜数校という調査もあり、制服姿が目を引くリスクもあります。結論としては、都会の私服校ほど目立たないけれど、地方や制服厳格校では注目されるリスクが残ります。だから「みんな着てるから私も」「誰も着てないから私も着ない」って決めつけずに、まずは4月は観察に専念して、ゴールデンウィーク明けに本格的に検討するのがおすすめです。

実際、多くの先輩が「入学当初は毎日違う服で頑張っていたけれど、数ヶ月もすれば皆そこまで構っていられなくなった」と言ってるんですよね。つまり、最初はみんな不安で張り切ってるけど、だんだん肩の力が抜けてくるものなんです。

4月は「お財布の紐を締めて、しっかり観察」。周りの子の服装、先生の反応、校則の実際の状況など、情報収集に専念しましょう。そして友達もできて相談しやすくなるGW明けが、本格的に制服アイテムを揃える絶好のタイミングなんです。

なんちゃって制服のメリット

なんちゃって制服を着るメリットって何でしょうか?私が思う一番のメリットは「毎日の服選びの悩み」から解放されること。これ、想像以上に大きいです。

毎朝「今日何着よう」って悩むのって、本当にストレスなんですよ。制服があれば迷わないし、清楚で上品な印象も与えられる。高校生らしい可愛さも演出できるし、実際に制服への憧れを持ってる子も多いですからね。

それに、高品質の制服風アイテムがあると、大学の推薦入試や面接、発表会などのフォーマルな場面でも活用できます。実際、高校3年生の入試時期になって急いでブレザーを購入する人も少なくないんです。

それに、意外と着回しが利くのもポイント。ブレザーを普通のカーディガンと合わせたり、チェックスカートを無地のトップスと組み合わせたり。制服風アイテムって、実は私服としても使いやすいんです。

なんちゃって制服のデメリット

一方でデメリットもあります。

一番は初期費用がかかること。きちんとした制服風コーデを揃えようと思うと、ブレザー、シャツ、スカート、リボンやネクタイなど、意外とアイテム数が多くて出費がかさみます。

それに、制服風って一歩間違えると「コスプレっぽく」見えてしまうリスクも。安っぽい素材のものを選んでしまったり、サイズが合っていないと、逆に浮いてしまう可能性もあるんです。

あと別の視点として、高校生活を通してファッションセンスを磨きたいなら、制服風ばかりに頼らない方がいいかも。せっかく私服で通える環境なんだから、いろんなスタイルにチャレンジしてみるのも青春の一部だと思うんです。

どんなアイテムを揃えればいい?

なんちゃって制服を始めるなら、まずは基本のアイテムから。ブレザー、白シャツ、チェックスカート、リボンまたはネクタイがあれば、とりあえず制服風コーデの完成です。

ブレザーは紺色が定番で、一番使いやすいですね。グレーも上品で素敵だけど、紺の方が「制服らしさ」は出ます。シャツは白が基本だけど、薄いブルーやピンクがあると変化をつけられて便利。

スカートは膝丈のチェック柄がやっぱり王道。赤×紺、グレー×紺のタータンチェックが人気です。でも、無地のプリーツスカートでも十分制服風になりますよ。

リボンやネクタイは、意外と印象を左右する重要アイテム。色や柄で個性を出せるし、同じブレザーでも全然違う印象になります。

中には「セーラー服風もいいな」って思う子もいるけど、これはちょっと注意が必要。ブレザー系が主流の中でセーラー服を着ると、かなり目立つ可能性があります。もし挑戦したいなら、セーラー服の上にゆったりめのカーディガンを羽織って、制服らしさを和らげる工夫をするといいかも。

あと、靴も大事です。ローファーがあると一気に制服感がアップします。色は黒か茶色が基本。スニーカーと使い分けてもいいですね。

購入先とコスパの話

さて、どこで買うかという現実的な問題。これ、予算によってかなり選択肢が変わってきます。

本格的な制服風を求めるなら、制服メーカーの直営店がおすすめ。カンコーショップ原宿なんかは韓国風の制服アイテムも豊富で、品質も間違いないです。CONOMiやイーストボーイも制服風アイテムでは定番ブランド。CONOMiは高品質で清楚系、イーストボーイは使いやすくて定番って感じですね。

でも正直、これらのブランドは結構お値段が張ります。ブレザーだけで1万円以上することも珍しくないし、一式揃えると3〜5万円くらいはかかってしまうかも。

コスパ重視なら、ハニーズやしまむらも十分使えます。特にハニーズは学生向けのアイテムが豊富で、制服風コーデも作りやすい。品質は専門店に劣るけど、高校生活の数年間なら十分持ちますよ。

最近はユニクロやGUでも制服風に使えるアイテムが見つかります。白シャツやプリーツスカートなんかは、むしろこっちの方がコスパいいかも。

通販だと、もっと安価な選択肢もありますが、サイズ感や素材感が分からないのがリスク。制服風アイテムって、サイズが合わないと一気にコスプレっぽくなってしまうので、できれば実店舗で試着することをおすすめします。

結局、なんちゃって制服は必要なの?

で、結局のところ「なんちゃって制服って必要なの?」という質問に対する私の答えは、「高校生活をより豊かにしてくれる、非常に価値のある選択肢」です。

まず大前提として、私服高校に通うからといって、必ずしもなんちゃって制服を着なければいけないわけじゃありません。

普通の私服で全然OKだし、実際、制服風を着ない子もたくさんいます。

でも、こんな子には特におすすめしたいかな。

  • 毎朝のコーデを考えるのが面倒だと感じる子。制服風なら迷わないし、「今日は何着よう」ストレスから解放されます。
  • 制服への憧れがある子。せっかくの高校生活、憧れの制服姿を経験してみるのも素敵だと思います。
  • ファッション初心者で、まずは無難なスタイルから始めたい子。制服風なら失敗が少ないし、清楚で上品な印象を与えられます。

逆に、こんな子は無理して制服風にする必要はないかも。

  • 自分のファッションセンスに自信があって、いろんなスタイルを楽しみたい子。せっかくの私服高校なんだから、自由にファッションを楽しんでほしいです。
  • 経済的に厳しくて、制服風アイテムを揃える余裕がない子。無理してお金をかける必要はありません。ユニクロやGUの基本アイテムでも十分おしゃれはできますから。
  • そもそも制服っぽいスタイルが好みじゃない子。好みじゃないものを着るのは、やっぱりストレスになりますからね。

まとめ

一番大切なのは、自分が着ていて心地良いかどうか

周りがどうこうより、自分がその服を着ていて楽しいか、自信を持てるかが重要です。

それに、制服風アイテムって、実は普通の私服としても活用できるものが多いんですよね。白シャツやプリーツスカート、カーディガンなんかは、制服風じゃない着こなしでも使えます。だから、「とりあえず基本アイテムを少しずつ揃えて、様子を見ながら制服風コーデも楽しんでみる」くらいの気持ちでいいと思います。

最後に、保護者の皆さんにもお伝えしたいのは、この悩みは決してお子さんだけのものではないということ。多くの新入生が同じような不安を抱えています。最初は手探りでも、時間とともに自分なりのスタイルを見つけていくものです。

私服高校での3年間は、ファッションセンスを磨く絶好のチャンス。制服風もその選択肢の一つとして、お子さんが楽しく高校生活を送れるようサポートしてあげてくださいね。

あやか

私からのアドバイス

制服スタイリスト あやか


もし迷っているなら、まずは入学してから様子を見るのがおすすめ。実際にクラスメイトがどんな服装をしているか確認してから決めても遅くありません。急いで一式揃える必要はないんです。