着回ししやすい服の枚数は?

2025年9月18日更新
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こんにちは!制服スタイリストのあやかです。私服高校への入学準備、お疲れさまです!今日は特に保護者の方からよく聞かれる質問「結局、何枚くらい服があれば足りるの?」にお答えしていきますね。

制服があれば毎日同じでOKだったのに、私服だと「毎日違う服を着なきゃ」って思いがち。でも実際のところ、どのくらいの枚数を用意すれば、洗濯のことも考えて無理なく着回せるのでしょうか?先輩たちのリアルな体験談と一緒に、現実的な枚数をお話ししていきますね。

目次

実は「毎日違う服」じゃなくても大丈夫

まず最初に、みんなが抱きがちな誤解について。「私服校だから毎日全く違う服を着なければいけない」って思ってませんか?実は、そんなことないんです。

私服校に通っている先輩たちの声を聞いてみると、「入学当初は皆張り切って毎日違う服で頑張っていたけれど、しばらくすると『そんな毎日コーデを考えてられない』と悟ってテキトウになっていった」という証言がたくさんあるんです。

実際、入学後3ヶ月も経てば「昨日と中のTシャツの色が違うだけ、といったラフな着回しでもお互い気にしなくなる」ものだそう。つまり、最初から完璧を目指さなくても大丈夫ということ。

それに、「まったく同じコーディネートを頻繁に繰り返すのは避けたいが、組み合わせ次第で印象を変えればOK」というのが一般的な感覚。例えば、同じワンピースでも「上に羽織るものを変えるだけで全然印象が変わる。ストールを巻いたり、上からTシャツを重ねたり、カーディガンを羽織ったりして雰囲気を変える」といった工夫をしている先輩もいます。

つまり、アウターや小物で変化をつけて、同じ服でも違うコーデに見せる技術の方が、たくさんの服を持つことより大切なんですね。

基本の「最低限」枚数はこれ!

では、具体的に何枚あれば着回せるのか。私服校の先輩からのアドバイスでは、「インナー(Tシャツなど)、アウター(上着)、スカートorパンツをそれぞれ最低5着ずつは用意しておいた方がいい」という目安が示されています。

トップス(インナー):5〜7枚

Tシャツ、カットソー、ブラウスなど、1枚で着られるもの。白、黒、グレー、ネイビーの定番色から始めて、慣れてきたら色物を追加するのがおすすめ。

アウター:3〜5枚

カーディガン、パーカー、ジャケットなど。季節によって必要な種類は変わりますが、春秋なら薄手のカーディガン、冬なら厚手のニットが必要。冬のコートは別途「防寒具兼制服コーデの一部」として考えるので、通学方法に合わせた機能性重視で選びましょう。

ボトムス:5〜7枚

デニムパンツ、チノパン、スカートなど。パンツ3枚、スカート2〜3枚くらいのバランスが使いやすいかな。

ワンピース:2〜3枚(あれば)

ワンピースは1枚でコーデが完成するので便利だけど、「可愛いけれど着回ししにくいので大量には買わない」方がいいという先輩の声も。

この枚数なら、洗濯のことを考えても余裕を持って回せるはず。例えば、トップス5枚×ボトムス5枚なら、理論上は25通りのコーディネートができますからね。

季節別で考える現実的な枚数

ただし、これは「1年中同じ服」という話ではありません。季節によって必要な服は変わるので、季節別に考えてみましょう。

春(4〜5月)

この時期は気温の変化が激しいので、重ね着しやすいアイテムが重要。薄手のカーディガンやパーカー、長袖Tシャツが活躍します。必要枚数の目安:トップス5枚、アウター3枚、ボトムス5枚。

夏(6〜9月)

暑いので、基本的には1枚で着られるトップスがメイン。ただし冷房対策で薄手の羽織りものも必要。汗をかくので、洗い替えを多めに用意したいところ。必要枚数の目安:トップス7枚、薄手アウター2枚、ボトムス5枚。

秋(10〜11月)

春と似ていますが、だんだん寒くなるので厚手のアウターも必要に。ニットやセーターの出番です。必要枚数の目安:トップス5枚、アウター4枚、ボトムス5枚。

冬(12〜3月)

寒いので、セーターやパーカーなど厚手のトップスが中心。冬アウター(コート)は特別枠として考え、毎日同じでも問題なし。ただし通学方法(電車・自転車・徒歩)に合わせた機能性重視で選ぶことが大切です。必要枚数の目安:厚手トップス5枚、薄手インナー3枚、普通のアウター2枚、冬アウター1枚(別途1〜2万円予算)、ボトムス5枚。

こう見ると、1年通して考えるとかなりの枚数になりそうですが、実際には季節の変わり目に少しずつ買い足していけばOK。最初から全部揃える必要はありません。

「着回し上手」になるコツ

枚数を抑えても着回し上手になれるコツがあります。先輩たちの知恵を拝借しましょう。

色のバランスを考える

「同じような色ばかり買わずカラーバリエーションを持たせること」が大切。黒ばかり、白ばかりだと、組み合わせが限られてしまいます。定番色(白、黒、グレー、ネイビー)を基本に、差し色として明るい色を2〜3色加えるとグッと着回ししやすくなります。

シンプルなデザインを選ぶ

柄物や装飾の多い服は可愛いけれど、実は着回しが難しい。最初はシンプルなデザインを中心に揃えて、慣れてきたら個性的なアイテムを追加するのがおすすめ。

重ね着を活用する

同じTシャツでも、カーディガンを羽織る、シャツを重ね着する、ベストを合わせるなど、重ね着で印象をガラリと変えられます。「リバーシブルで着られる服やチュニック丈の服など一着で変化をつけられるアイテムもおすすめ」という先輩の声も。

小物で変化をつける

同じコーデでも、アクセサリー、バッグ、靴を変えるだけで全然違って見えます。スカーフやベルトなど、小さなアイテムでも大きく印象が変わりますよ。

「制服風」を活用する

「コーデに迷う日はなんちゃって制服にしていて、だいたい週の半分は私服・半分は制服風で通っていた」という先輩もいるように、制服風アイテムがあると「今日は考えるのが面倒」な日に重宝します。

予算と優先順位の考え方

現実的な話として、予算のことも考えなければいけませんよね。先輩たちの体験談を見ると、服にかけられる予算は本当に家庭によって様々。「月5,000円のお小遣いで服も買う」という子もいれば、「春夏秋冬ごとに2万円程度もらってるけど全然足りない」という子もいます。

でも大切なのは、限られた予算の中で効率よく揃えること。いきなり全部揃えようとせず、優先順位をつけて少しずつ買い足していくのが現実的です。

優先順位1:基本のインナー

まずは毎日着るTシャツやカットソーから。白、黒、グレーの無地から始めれば、どんなボトムスにも合わせやすいです。

優先順位2:ボトムス

デニムパンツとシンプルなスカートがあれば、とりあえずコーデは成立。色は紺、黒、ベージュあたりが使いやすいです。

優先順位3:アウター

薄手のカーディガンやパーカーがあると、気温調節もできて着回しの幅も広がります。

優先順位4:靴

意外と重要なのが靴。スニーカーとローファーがあれば、カジュアルからきれいめまで対応できます。

優先順位5:小物・アクセサリー

バッグ、アクセサリー、ベルトなど。これらは後回しでも大丈夫ですが、あると着回しの幅が格段に広がります。

購入場所についても、「おしゃれ着」は好きなブランドで、「基本の枚数を確保する」ときはユニクロ・GUやしまむら等で賢く買う、といったスタイルの先輩が多いようです。

実際、「毎日着回すにはシンプルなTシャツやカーディガン、デニムなどプチプラの定番アイテムを何枚か揃えておくと安心」という声もありますし、ユニクロやGUのベーシックアイテムは品質も良くて長持ちするのでコスパ優秀です。

現実的な初期費用の目安

  • 最低限の着回しセット:2〜3万円
  • 余裕を持った着回しセット:5〜7万円
  • おしゃれも楽しみたいセット:10万円〜

これを一度に出すのではなく、入学前に最低限のセットを揃えて、その後少しずつ買い足していけばいいんです。

まとめ

最後に、服の枚数で一番大切なのは「自分が管理できる範囲」であること。たくさん持っていても、結局いつも同じ服ばかり着てしまったり、クローゼットがぐちゃぐちゃになってしまったりしては意味がありません。

「少ない服でもおしゃれに着回せる」方が、実はかっこいいし、経済的でもあります。私服高校生活を通して、自分なりのスタイルと着回し術を身につけていってくださいね!